マスクをして毎日歩くと
とにかく蒸れる。

表こころブログ_鼻の頭事件1

鼻の下や唇の下に
水滴が溜まるのだ。

この熱中症の季節、
厚労省も推奨しているように、
周りに人がいないようなら
そっとマスクをとって
息をしてもええよ。

表こころブログ_鼻の頭事件2

こんな時、
私の脳裏に
鮮烈に思い出されることがあった。

それは小学校一年生の頃、
土佐丸さんという友達。

表こころブログ_鼻の頭事件3

彼女はとてもふくよかで
いつも2つ結びをしていた。

オシャレに目がない女の子。

その土佐丸さんは
夏になるといつも

表こころブログ_鼻の頭事件4

鼻の頭に水滴がついていた。

汗だろうか?
水蒸気だろうか?

それはお風呂場の水滴のように
平等に並べられて、
人為的につけたものではないか?
と当時小学一年生の
私のこころをざわめかしたぐらいだ。

それを見ていて

表こころブログ_鼻の頭事件5

とめどない欲求に駆られていた。

そう、

表こころブログ_鼻の頭事件6

土佐丸さんの鼻の頭を拭くことを。


私はこのことを、
満たしきれずに
大人になったらしい。

二度とどうにもできない
思い出の後悔。

表こころブログ_鼻の頭事件7

壁に手をぶつけて
目が覚めてしまった先週のこと。


昨今のコロナ惨禍でふと
思い出してしまったのね。

人の欲望は知らず知らず
脳みその奥底に眠っているものだ。



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