小学生の頃、
地方の学校だったもので、
同級生とはよく遊んだものだった。

当たり前だけど、
人様のお家に行くと
『自分の家とちがう』
と思うことが多々ある。

例えば居間で遊んでいて、
おトイレを借りるために通された廊下が

表こころブログ_よそさまの家1

すごく格式があって、
たかそうな日本人形が
ショーケースに入っているところをみて
『うちじゃ絶対に見れない』
と思った記憶がある。

わが家では人形を愛でる文化がなかったのだ。

でも幼心に思ったんだ。
『多分、お家の人も
 この廊下はあまり
 通らないのではないか』
なんて。


ある勉強熱心なお家で
同じくトイレをお借りするために
出た廊下では、廊下に本棚が屹立しており

表こころブログ_よそさまの家2

その本のほとんどがいずれも医学部を
目指すようなテキストだった。

まるで宿題をするために
居間にテキストを置いていたら、
その日のうちに捨てた母親とは大違いだ。


可哀そうなお話もある。

ある複雑な家庭の子がいて、
その子と仲のいい子たちが

表こころブログ_よそさまの家4

なんて裏で陰口を言っていた。
(よく噂に上る子だったんだ)

可哀そうに。
今、元気にしているかな。
Sちゃん・・・。




それと大人になった今なら思う。

人の家にお邪魔すると
政治とか宗教とか
もろ分かりだと思うけど

表こころブログ_よそさまの家3

こういうハプニング目撃談は
一度も無かったなぁ。


私がすごく好きだった
ある面白い女の子は
家に遊びに行くと
いつもABBAをかけてくれた。



『小学生なのに
 外国の歌を聞くなんて
 カッコいいなぁ』


なんて思ったものだ。

でもどんな家庭でも
一番の驚きは家具でも
音楽のスタイルでもなく、

表こころブログ_よそさまの家5

表こころブログ_よそさまの家6

姉と母に該当する人が
みな優しかったことである。



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