最近パンチのきいた記事が
多かったので、
ほっとするお話を。


推理小説、歴史小説、純文学。
いろいろと世の中に小説はあるけれど、
私はほとんど読まない。

表こころブログ_本は読まないが2

そういう人って
いったいどれくらいいるのだろう?

最後に読んだのは、
高校生のときの
「アルジャーノンに花束を」だった。



でも、あれ、
だんだん主人公が
ひとりぼっちになるのが辛くて
途中で読み切れなかったんだなぁ。

代わりに読むのは専門書と実用書。
占いや歴史解説、
心理学や対人のちょっとした裏技とかね。
私は絵空事よりも、
実際に生活に役に立つことが好きなんだ。

自己啓発は読まないなぁ。
自伝のふりして
自己啓発みたいな本は要注意。

表こころブログ_本は読まないが3

私が好きな本は
ちょっとした見方が変わり、
円滑に進められるような。

とりわけ、中学時代に
心理学者のS先生の本に
出会えたのはうれしい。




そして、もう一つ読むジャンルがエッセイ。
エッセイが大好きなのだ。

上野千鶴子は社会学で
やれなんだかんだととぐろを巻くよりも、
エッセイでおりこうさんに書いているほうが
よっぽど魅力的に感じる。

表こころブログ_上野千鶴子氏

小説とエッセイの違いは
事実であるかどうかだろう。

ではノンフィクション小説と
エッセイの違いはなんだろう。

実際に書き手が見て聞いて試したことが
主軸となっているかどうかだろう。




私の人生の究極のテーマは人好きである。
人間の生き様や生活を覗くのが大好きなのだ。

私の記憶が確かなら、
私の中高時代はブログの隆盛期であった。

そしてその時のブログは
いまあるような有名人が
「どこそこのダイエット茶を飲んだ」
というようなCMや一部分の内容ではなくて、
一般人、それも無名の人が
長文で語る自分の人生そのものであった。

それがとてつもなく面白かった。

私のブログのファンの方を占う時に、
自分のヒストリーをまとめてもらって
提出していただいたことがある。

表こころブログ_本は読まないが1

面白かった。

いままで愛した男性の遍歴が書いてあった。
いろいろ見ながら行間を頭で想像してみる。

事実は小説よりも奇なり。
私の好きな言葉だ。
さくらももこ、向田邦子、上野千鶴子。
頭のいい、感受性の強い人が書いた文章は
読み手の私たちにも日常に潜む豊かさを訴える。




今、私の目の前の女性が、
スーツ姿でスマートにパソコンを打ち込んでいる。

ポケットから急いで取り出した
携帯電話に出たかと思うと
少しだけ取り乱して、
足早に店を後にする。

「市井の行間は空想における最大の種である」
本通りのドトールにて思うのであった。



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