17:00-19:00の帰宅は
ほんとうに大変だ。

帰宅ラッシュで
広島市街地は
あちこちから
スーツを着た老若男女が
入り乱れる。


その日も、駅から
電車に乗ったことだった。

パンパンの車内で
私は入ってすぐの入り口に
陣取った。

すると目の前に
これでもかというほど
大きなリュックサックを
背負ったリクルートスーツの
お姉さんがいた。

表こころブログ_広島駅の電車のおかしい1j[

『満員電車では
リュックサックを前に掲げるのに』


なんてほっぺたを
潰されながら思っていたら、
隣から声が聞こえた。
「あなたにあげる」

!?

「ぜーんぶあげる」

「遺産を全部あげる」


表こころブログ_広島駅の電車のおかしい2j

なにやら大それた話を
よくとおる声で話している。

おばちゃん、それ
夕方のラッシュの電車で
話すことやない。

霧雨の青山あたりで
話すことや。

永遠としゃべっていた。
(娘らしき人はずっと黙っていた)



ついつい聞き耳を立てていると
反対方向から罵声が飛んできた。

「おいこら!」

表こころブログ_広島駅の電車のおかしい3j

年の瀬は34ほど。

毛髪のすくない
ツンツン頭のリーマンが
なにやら怒っている。

一瞬で静まる車内。

おそらく、その
ブチギレ鳥頭の足を
誰かが踏んだらしい。

目の前の人に怒っている。

しかし、
その怒られているとおぼしき人
微動だにせず、
一言もに発さない。

表こころブログ_広島駅の電車のおかしい4j

なんという地獄絵図。

「よーし、パパ
サキちゃんのために
バッケンモーツァルト買って
早く帰ってあげるぞー」

なんてほくほくと
家路に急ぐおじさんたちを
黙らせるような
地獄絵図の車内だった。


そしてそれらの渦中に。

表こころブログ_広島駅の電車のおかしい5j
↑実際はもっとキツキツだった。

不肖・表こころが
中心となっていたのである。

台風の目のごとく。


そんな、安芸の国の
夕方の一コマで
ございました。



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