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私が大学院に入った理由は
好きな人に会いたかったからだ。

ま、その話はいいとして。
(傷だらけの体で)

それまで研究というものに
ビジョンのなかった私だから
大学院に入ってはじめてまともに
“統計研究”
というものに触れた。
統計というのは例えば
「気温が高くなるほど汗がよく出る」
「友達が多い人ほど社交的である」
といった 一つの事例から
もう一つの事例の動き

読み解くこと。 

ここには有意差p値などが重要となってくる。


 
なにしろ、院に入って
SPSSに初めて触れたのだ。

SPSSはン十万円する
IBM製のパソコンのソフトで
統計初心者お断りの
難しい統計ソフトになっている。

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SPSSは私たち人間サマに
媚びるような
分かりやすい分析はしてくれない。
人間サマがSPSSサマに合うように
統計の知識をフルに使って
ようやく使いこなせる。


大学院に入って
私の最初の敵は難解なSPSSの操作から始まった。

本やゼミの友人の力を借りながら、
『有意差って結局何サ』なんて状態から
ひとつひとつ統計というものを知っていった。




さて、そんな統計学者として
躍進するなか、
ゼミに入って数か月後の夏、
私は占い師としていまの店舗に入った。
※そのときの記事はコレ


アルパークのスターバックスで
マネージャーと面接

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その場でいただいた
お店の就業規則には
確かにこう書いてあった。

占いは統計であるという意識にもとづいて
けして霊感商法をしないでください」


私はこのとき、おおげさだけど運命を感じた。




占い師として、
大学院で統計をやっている私。

『私には霊感がないし、あまり信じていない
だけど、統計学者として学んでいるのは
何かしら強みになるのでは?』

私の占いは霊感がない。
直感はすこし自信があるが、
それよりもっと科学的に
占いを分解したいとおもっていた。




たとえば、面白いデータがある。
小学生の国語の成績には
4月~6月生まれと、1月~3月生まれでは
大きく差がある。
もちろん前者のほうがいい。

となると、
牡羊座、牡牛座、双子座の子どもの方が
山羊座、水瓶座、魚座の子どもより
成績がいいということになる。

これが統計

この原因は、国語の成熟度には
月齢差が大きくかかわってくるから。
(※一年ごとの年齢差ではなくて、一か月ごとの差)

もちろん、この傾向は大人になるにつれて差が縮まる。


ほかにも私が占いをしていて得た確かな実感は
“女性より男性、
若い男性より年配の男性
の方が運命線がある”


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考えてみればそうだ、
運命線は仕事の運勢。
だから仕事に脂ののっている中年男性が
しっかししているに決まっている。


私の夢はいつか
手相でもいい、人相でもいい
きちんとデータをとって
たしかに「手相でこういう人は、こういう運勢だ!」
というのを正式な統計の様式に則って行いたい。

ひそかな野望。





「占いは統計」

ただ、この意見に
反論を示す占いの先生や学者さんもいらっしゃる。


茂木健一郎先生は
ブログで以下のように語っている。

asdga

https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/7104254.htmlより


たしかに、統計は実感ではない。

「今年は暑いなぁ」
なんて思っても、

「それって何月を基準に?」
「平均値のこと?中央値のこと?」

なんて指摘すればキリがない。

ちゃんと、研究計画を作って、
倫理に則って、方法が明記され、
結果と考察に一貫性がないと
統計とは言えない。


けれど思うのです、
私たちの師匠である教授さまのことを
ゼミ生たちが

「先生、水曜日機嫌いいよね」
「月曜と金曜はやばい」


なんとことを囃している。
これも統計。

そして月曜になって
「こころちゃん、今日、
先生機嫌悪そうな気がするから
はやめに提出したほうがいいよ」

と指摘してくる。

そんな忠告も聞かず、
のほほんとしていると

案の定、教授は機嫌が悪い日で、

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(初登場ヌートリア先生。怒ると怖い)


さすが、統計学者(ゼミ生)たち
予想ピッタリ

あんたら、もしかして占い師?



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